免疫力が食生活に左右されるのは間違いありません。
昔から1日3食をしっかりと食べることが大切と言われており、これは栄養素の種類・摂取量を満たすという考えに基づいています。
目次
免疫力に影響してくるのはビタミンACE
1日に2食しか摂らないと、必然的に食品の摂取品目が減少してしまうので、特定の栄養素が欠乏する可能性が生じてきます。
1日2食しか摂っていない方は、3食に増やすだけでも栄養バランスを整えられます。
特に免疫力に影響してくるのはビタミンACEであり、この3つは欠乏しないように注意してください。
欠乏すると風邪をひきやすくなる、肌が荒れやすくなる、体調が不安定になる、などの自覚症状が発生します。
朝一番にヨーグルトを摂取する
免疫力を上げるためには朝一番にヨーグルトを摂取する方法がおすすめです。
朝は忙しくて朝食を食べられないという人も、飲むヨーグルトなら簡単に摂取できるでしょう。
1日あたりの摂取量は100ml程度で問題はありませんが、お腹の調子に合わせて増やしても大丈夫です。
免疫強化のためには腸内環境を整えることが基本ですから、胃腸が弱いという方は特に注意してください。
胃腸を活性化させるためには、腸内細菌のバランスを維持することが重要で、具体的には悪玉菌を減らしていく対策が必要になります。
ヨーグルトが苦手という方ならば、オリゴ糖や食物繊維を積極的に摂ってください。
色が濃いものほど栄養価が高い
野菜も免疫力を上げる要となる食品で、色が濃いものほど栄養価が高いです。
緑黄色野菜と呼ばれるものはカロチノイドの含有量が多いものを指します。
厚生労働省は可食部100gに対して、600μgのカロチノイドが含まれているものを緑黄色野菜と定義しています。
ニンジンやかぼちゃ、ホウレンソウは代表的な緑黄色野菜でしょう。
カロチノイドは植物が成長するときに役立つ栄養素で、紫外線などのダメージから守るという役割があるのです。
免疫低下によって活性酸素が発生すると、身体にさまざまな悪さをするようになります。
この活性酸素を抑制するためにカロチノイドが役立つわけです。
野菜から最初に食べる
食事を摂るときは野菜から最初に食べるのが好ましく、これによりカロリーの吸収を緩やかにできます。
免疫力を上げるためにビタミンやカロチノイドの摂取ばかりに集中する人は少なくありませんが、肥満や糖尿病にならないことも重要です。
人間の身体は不健康になれば自然と自己免疫が低下し、病気の発症率を高めてしまいます。
重大な病気にならないための王道は生活習慣病にならないことです。
例えば肥満になると運動不足を招くことが多く、そうなれば基礎代謝も低下させるでしょう。
毎日1回の体重測定を行う
肥満を招くような食生活を続けている人は、早急に改善させる必要があります。
カロリーを摂り過ぎる食生活を見直すためには、毎日1回の体重測定をおすすめします。
日によって1~2kg程度は誤差がありますが、週単位で見て数kgも太るようでは問題があるでしょう。
肥満の状態は体脂肪をたくさん蓄えており、それが血中脂質の増加にも影響しています。
血液中に脂質が大量に存在すると血流が悪くなるので、細胞レベルで元気がなくなるのです。
血流障害を引き起こすような習慣には注意
細胞の元気がなくなると免疫力が低下してきます。
細胞に栄養を与えるのは血液ですから、血流障害を引き起こすような習慣には注意してください。
その代表格が肥満であり、ほかにも糖尿病や高脂血症・メタボなどの状態があります。
こうした状態が継続すれば細胞の元気を奪い、他の病気の発症率まで高くしてしまいます。
心臓や脳の血管障害が生じれば、命に関わってくる問題です。
健康になるには免疫強化が必須であり、そのためには血流をサラサラにする食生活が大切になります。
くれぐれも暴飲暴食は避けて、適正カロリーの範囲内で食事をしてください。